インスタで集客できないのはなぜ? 原因と対策を徹底解説

インスタで集客できないのはなぜ? 原因と対策を徹底解説

インスタの日本国内のアクティブユーザー数は3,300万人と、今やインスタは集客に欠かせないSNSとなっています。

しかし、インスタの運用を始めてみたものの、集客が上手くできていない方も多いのではないでしょうか。

インスタの集客は一朝一夕にできるものではありませんが、地道に改善を重ねコツを掴めれば、大きく集客に貢献してくれます。

この記事ではインスタの集客が上手くいかない原因と、集客を成功させる対策、実際のアカウントの成功事例を解説いたしますので、ぜひ参考にしてみてください。

インスタで集客できない原因7選

街中でスマホを触る女性

まずは、インスタで集客ができない原因を理解することが大切です。

すでに運用しているアカウントがある場合は、現在のアカウントの状態と照らし合わせて、集客ができない原因を突き止めましょう。

インスタで集客できない原因①|画像に訴求力がない

インスタは写真中心のSNSですので、画像に訴求力がないとユーザーの興味を惹きづらいです。

ユーザーはフォローしているユーザーの投稿を見ることはもちろん、検索ツールとしてもインスタを利用します。

インスタで集客を成功させるには、検索結果で画像が一覧で表示される時に、ユーザーに興味を持ってもらえるような訴求力のある画像を投稿することが大切です。

例えば、飲食店であれば見た目にインパクトのある料理、効果が一目で分かるようなサービスであればサービス前後のビフォーアフターなどは効果的です。

ただし、ユーザーにどういう画像が刺さりやすいかは実際に投稿しないと分からない面も大きいので、様々なパターンの画像を試し、成果の良い内容を派生させていくことをおすすめします。

インスタで集客できない原因②|集客までの導線がない

せっかく投稿を見てもらえたとしても、集客までの導線がないと離脱されてしまう可能性が高まります。

インスタから直接集客サイトに遷移してもらえるよう導線を作ることが非常に大切です。

小規模なビジネスの場合には、インスタのDMで予約や問い合わせを受け付ける方法でも問題ありません。

導線の作り方は様々ありますが、投稿内に「ご予約はDMで」や「お問合せはプロフィールのURLから」のように、次のアクションに繋がる文言を記載するのがポイントです。

インスタで集客できない原因③|更新頻度が少ない

更新頻度が少ないと、投稿がユーザーに表示される機会が少なくなります。

インスタには発見タブと呼ばれる検索窓があり、発見タブではパーソナライズされたおすすめの投稿が表示されるようになっています。

発見タブでは、投稿と関連度の高いフォロワー外のユーザーへとリーチさせることができますので、新規ユーザーに投稿を見てもらうチャンスです。

しかし、投稿頻度が少ない場合には、アカウントの評価が下がりこの発見タブに投稿が表示される可能性が少なくなります。

更新頻度を上げることで再度発見タブに載るようになりますが、効率的なPRのためには日頃から一定のペースで更新を続ける必要があります。

インスタで集客できない原因④|ビジネスアカウントにしていない

インスタをビジネス目的で使用する場合には、個人アカウントではなくビジネスアカウントで登録しましょう。

ビジネスアカウントでは、個人アカウントでは利用できないビジネスプロフィール・広告出稿・インサイトの3つの機能が利用可能です。

ビジネスプロフィールは企業情報をプロフィールに追加でき、ユーザーにアカウントから直接問い合わせをしてもらうことが可能になります。

広告出稿は、費用はかかりますが顧客の類似ユーザーや過去にサイトに訪問したことがあるユーザーなど、フォロワー以外のユーザーに広告を表示させることができます。

ある程度アカウントの規模が大きくなってきたら、インスタ運用と合わせて広告の出稿も行った方がより成果が出やすいです。

インサイト機能では、投稿ごとのリアクションや表示された場所、フォロワーの属性などが確認できます。

無料で利用できますので、ビジネス目的の場合はビジネスアカウントに変更するようにしましょう。

インスタで集客できない原因⑤|ハッシュタグをつけていない

投稿にハッシュタグをつけていないと、ユーザーに投稿を見つけてもらえる可能性が下がります

ハッシュタグとは、投稿を様々なキーワードでカテゴライズして検索しやすくするためのタグを指します。

インスタで集客を成功させるためには、フォロワー以外のユーザーにリーチすることが大切です。

ハッシュタグは投稿を見つけやすくする手段となりますので、サービスや商材と関連性の高いキーワードを複数記載することをおすすめします。

インスタで集客できない原因⑥|リール動画・画像・ストーリーを活用していない

リール動画・画像・ストーリーで、それぞれ表示される場所が異なりますので、全て活用することでユーザーの目に触れる機会を増やすことができます。

接触回数を増やすだけでもユーザーとの信頼関係を築きやすくなりますので、リール動画やストーリーも積極的に活用しましょう。

各機能の詳細や具体的な活用方法は対策の章で解説いたします。

インスタで集客できない原因⑦|ストーリー性がない

1つの投稿の中でストーリー性を作ることも大切です。

検索結果の一覧で表示された時に目立てるよう、1枚目の画像に力を入れるのは重要ですが、2枚目以降で離脱されないように工夫する必要があります。

1枚目と関連性の低い内容が2枚目以降に続くと、離脱される可能性が高まるので関連性の高い内容やストーリー性を意識しましょう。

インスタで集客するための対策7選

PCの前でスマホを触る男性

次に、インスタの集客を成功させるための7つの対策をご説明いたします。

まずは、最低限この7つの対策は必ず行いましょう。

インスタで集客するための対策①|画像は工夫して統一感があるものを

前述の通り、訴求力の高い画像を投稿することが非常に大切です。

インパクトのある画像を投稿しユーザーに興味を持ってもらうことが第一ですが、アカウントをフォローしてもらうためには他の投稿との統一感を持たせる必要があります。

例えば、写真の色味を揃えたり企業のイメージカラーを定期的に入れるなどして、アカウントのホーム画面を見たときに統一感のある印象を持たせられるようにしましょう。

インスタで集客するための対策②|集客までの導線はしっかり用意する

集客までの導線を用意することで、集客率は大幅に改善します。

インスタでは投稿内にURLのリンクを貼ることができませんので、ユーザーを集客サイトに遷移させたい場合は、プロフィールにURLを記載しそこから集客サイトに遷移してもらえるよう導線を作る必要があります。

例として、下記で投稿から集客サイトまでの導線を作ることができます。

1, 予約ページのURLをプロフィールに記載
2, 投稿には@から始まるアカウント名を記載
3, 投稿のアカウント名をタップでユーザーをプロフィールに飛ばす
4, プロフィールのURLから予約ページに遷移

投稿内に次のアクションに繋がる文言を入れておくことが大切です。

インスタで集客するための対策③|更新は定期的に

インスタの投稿頻度は2,3日に1度がベストと言われています。

前述の通り、少なすぎるのは発見タブに表示される可能性が下がるため良くないですが、毎日や1日に何回も投稿するのも質を担保するには難しいかと思います。

インスタのユーザーは、量より質の高い投稿を求める傾向にあります。

フォローされたとしても、投稿頻度のわりに得られる情報が少ないとエンゲージメント率が低下したりフォローを外されたりする可能性があります。

質を維持して投稿を継続できるようであれば頻度は多い方が良いですが、ユーザーがフォローしていて有意義だと感じるような質の高い投稿内容の維持と、運営側の負担を考慮すると、2~3日に1回がベストな投稿頻度だと言えます。

インスタで集客するための対策④|ビジネスアカウントを活用する

ビジネス目的でインスタを利用する場合は、必ずビジネスアカウントで登録しましょう。

ビジネスアカウントではビジネスプロフィール・広告出稿・インサイトの3つの機能を利用することができます。

3つの機能の中でも、最も重要なのがインサイト機能を活用することです。

インサイト機能では、インプレッション数・リーチ数・ユーザーの属性・フォロワーアクティビティなどの数値を確認できます。

インスタで集客を成功させるためには、実際に投稿し得られた数値から分析し改善を重ねていくことが何よりも大切です。

インサイト機能はビジネスアカウントでしか利用できませんので、個人アカウントで運用している場合はすぐにビジネスアカウントに切り替えましょう。

インスタで集客するための対策⑤|ハッシュタグでターゲット層に投稿を届ける

前述の通り、ハッシュタグはユーザーが投稿を見つけやすくするための手段となりますので、全ての投稿につけることをおすすめします。

ハッシュタグは、最大で30個まで付けることができます。

最適数は4~5個とMeta社から発表されていますので、まずはサービス・商品と関連性の高いキーワードを4~5個つけて投稿してみましょう。

インサイト機能では、各投稿でハッシュタグから何人のユーザーが流入したかを確認できるので、投稿ごとに少しずつハッシュタグを変えることで、どのハッシュタグが流入を増やしやすいか検証することができます。

インスタで集客するための対策⑥|リール動画・画像・ストーリーを使い分ける

リール動画・画像・ストーリーはそれぞれ表示される場所が異なりますので、多くの機能を使うことでユーザーの目に触れる機会が増えます。

ここでは、リール動画とストーリーの特徴や活用方法をご紹介いたします。

【リール動画】

90秒以内の短い動画を投稿できる機能で、主にリールタブ、発見タブ、タイムラインに表示されます。リールタブには通常投稿は表示されず、フォロワー外のユーザーにリーチできる可能性が高い場所です。フォロワーが少なくてもユーザーに表示される可能性があるので、フォロワーが少ないアカウントこそ積極的に試したい機能です。

【ストーリー】

ストーリーはスライドショーのような形式で画像や動画が切り替わる機能で、24時間で消える仕様となっています。全体のユーザーの7割が利用しており、多くのユーザーが利用している機能です。24時間で消えるので通常投稿ほど作りこんでいない気軽な内容や、通常投稿をストーリーに上げるだけでも表示回数アップに繋がるので、積極的に投稿しましょう。また、セール情報や期間限定商品など、今だからこそ伝えたい内容を投稿するのも良いでしょう。

リール動画やストーリーは全ての企業アカウントが活用しているわけではないので、上手く活用できればその分リターンは大きいです。

リール動画は動画を作成するという作業コストが発生しますが、アプリ内でも簡単に作成できますので是非試してみてください。

インスタで集客するための対策⑦|続きが気になるような投稿にする

インスタのフィードでは、複数枚の画像で投稿しても表示されるのは1枚目のみで、2枚目以降はスワイプしないと見られない仕組みとなっています。

多くのユーザーが1枚目だけを見て、投稿を見るかを判断していると考えられますので、投稿を読み込んでもらうためには、1枚目の画像でユーザーを惹きつけることがポイントです。

例えば、ランキングや実績など数字を1枚目に入れて訴求するのも効果的です。

ただし、インスタは写真中心のSNSなので、画像の邪魔にならないような文字の入れ方にしましょう。

インスタの集客で成功した事例紹介

最後に、インスタの集客で成功している事例をご紹介いたします。

様々な業種の事例を紹介しますので、是非近い業種の事例を参考にしてみてください。

画像の統一感と定期的な更新で8万人のフォロワーを獲得

まずは、韓国の雑貨屋インテリアを販売する「moim」のアカウントです。

各投稿の画像の色味が似ているので、全体として統一感があります。

また、定期的にオリジナルのキャラクターを入れるのも他社と差別化するポイントです。

また、2,3日に1度は更新されている、プロフィールにオンラインストアへの導線があるなど、インスタ運用の基本的な対策がしっかりととられています。

ここがポイント!
  • 画像の色味を合わせたり定期的にオリジナルキャラクターを使用することで統一感を出す・2,3日に1度は投稿している
  • 投稿→プロフィール→オンラインストアの導線が用意されている
  • プロフィールに「国内発送で正規品のみ販売しております」の記載があり、プロフィールで端的に優位性をアピール・全ての投稿にハッシュタグがついている

ストーリーを工夫しフォロワーとの親密度アップ

「ためるん」は貯金や節約術を紹介するアカウントです。

「ためるん」では、ストーリーのアンケート機能やスタンプのタップ機能を使用したストーリーを定期的に投稿しています。

ストーリーを積極的に更新することは、フォロワーとの接触回数を増加させファンを増やすことに繋がります

また、アンケート機能やスタンプのタップ機能を使うことでユーザーからのエンゲージメントが得られ、アカウントの評価が向上しストーリーやフィード投稿が上位に表示されるようになります。

ここがポイント!
  • アンケート機能、スタンプのタップ機能を活用したストーリーで、フォロワーとの親密度アップ
  • 画像の1枚目をユーザーの興味を惹きやすいインパクトのある内容に
  • 全ての投稿にハッシュタグがついている

トンマナを統一し競合と差別化

「shabon」は主にメイク用品を紹介する美容メディアです。

「shabon」の投稿はポップな字体で統一されています。

他にはないトンマナで、一目見て「shabon」の投稿と分かるような内容になっています。

時間がかかりますが、投稿だけでどの企業の投稿か分かる独自のスタイルを確立できれば大きな強みとなります。

ここがポイント!
  • 投稿をポップな字体で統一し、独自のスタイルを確立
  • プロフィールでどのようなアカウントか端的に説明
  • リール動画を定期的に投稿している・全ての投稿にハッシュタグをつけている

続きが気になる投稿でユーザーの滞在時間をアップ

「アイズルーム」は不動産物件を紹介するアカウントです。

「アイズルーム」の投稿は、基本的に1日に2回投稿しており午前中に物件の一部を紹介するフィード投稿をアップ、そして夕方に午前に紹介した物件のルームツアー動画を投稿する流れになっています。

フィード投稿では、下記のテキストを入れユーザーにコメントを促すことでエンゲージメントを獲得し、夕方に投稿するリール動画も見てもらえるようにする流れを作っています。

詳細は18時頃UP予定のルームツアー動画にてご確認ください!その前に気になる方はコメントください☺️

続きが気になるような内容にして次の投稿や集客サイトに繋げるのも、おすすめの方法です。

ここがポイント!
  • 続きが気になる内容で、次の投稿に誘導
  • 全ての投稿にハッシュタグをつけている
  • トンマナが統一されている
  • リール動画を積極的に活用している

インスタで集客するならトライアンドエラーで継続するのが大切|まとめ

ここまでインスタ集客ができない原因や成功させるための対策、成功事例を解説してきました。

インスタ集客が上手くいかないという方は、まずは今回ご紹介した下記の7つの対策を実施してみましょう。

1,画像は訴求力のある内容を意識、全体の統一感を持たせる
2,集客までの導線を用意
3,更新は3日に1回以上
4,ビジネスアカウントを利用
5,全ての投稿にハッシュタグをつける
6,リール動画・ストーリーを積極的に活用
7,続きが気になる内容にする

また、インスタの集客はすぐに成功するものではなく、地道に試行錯誤を重ねていくことが非常に大切です。

投稿した数値の分析をし少しずつ改善して、集客率アップを目指しましょう。

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